Sweet Mulberry Farm Diary
スウィート・マルベリー・ファームでおこる出来事
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ハァ・・・ハァッ・・・!



「あ、アダムさーーーん!」


・・・や、やっと、やっとつかまえた・・・・。



「何じゃケネス、そんなに息を切らして。

・・ふむ・・・

その顔は・・・

ハッハ、みなまで言わずとも、言いたいことはおおよそ分かるぞ」



「は、はぁ・・・あの、オラ・・やっぱり・・・」



「・・・ケネスよ。

お前さんこそ、自分自身を正しくはかっておらぬ。

謙虚なのは良いことじゃが、萎縮してしまっては、元も子もないぞ。

これまでのお前の仕事ぶり、そしてその人柄を見ても、

お前はこのファームの未来に欠かせない、大切な存在じゃ。

旦那様も、ウェンディお嬢様も・・・

みんな、お前さんをこれからも頼りにしたいと思っとる。

もちろん、このワシもな。

・・・お前さんなら、きっと出来ると信じておるぞ。

ウェンディお嬢様を助けることが、必ず出来る。

うむ、しっかり頼んだぞ。」



「アダムさん・・・・」



「いい馬を見て、いい物を食べて、めいっぱい楽しんで来るといい。

そして、帰ってきたら、ワシと一杯やりながら、

たくさんの土産話を聞かせておくれ。

ワッハッハッハッハッハ!」






・・・オラは・・自分のことしか考えてなかった・・・。

失敗したらどうしようとか

恥をかかないようにとか

ちっぽけな事しか見えてなくて


このファームの未来まで全く考えてなかった・・・




ウェンディお嬢さんはもうしっかりと将来を見据えている。

覚悟を決めて向き合っている。


オラは今オラが出来きることを精一杯やる。

よ、よしっ・・・!


「ウェンディお嬢様ーーーーーーーーっ!」
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競り市



 「えぇ・・・?

だ、旦那様、オラが新馬の競りに?

しかも・・お嬢さんを連れて・・・?」





まいったな・・・・


再来週に街で開かれる新馬の競り市に

まさかオラが行くことになるとは・・・


しかもリリィ・テーラーのパーティーに続いて

ウェンディお嬢さんを連れて行くなんて・・・




新馬の競りはいつもは旦那様やアダムさんがなさっている

ファームの経営を左右する責任ある重要な仕事。

以前、アダムさんが上機嫌で語っていた。



「 のう〜、ケネス!

競りには健康で優秀な資質を持った仔馬を見抜く眼と、

より安く落札するため他の競合者との駆け引きを制する

勘と胆力が必要なんじゃ!

わっはっはっはっは!! 」




それをオラが・・・?



む、無理、無理、無理だ・・・!

早く、早くアダムさんに言って取り消してもらわなきゃ・・・っ!!




-------おぉっと!

っと・・・・キース。

ア、アダムさん見なかったかい?




「チッ・・・。」




え・・・?

な、何怖い顔してるの?

オラ・・・何かしたの・・かな・・・・?



 
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きっと大丈夫



朝から快晴!
すっかり溶けた雪から元気に顔を出した新芽

春は近い!


先日ここでの研修を終えたウェインが実家に帰り、エレイン先生も学校の先生としての準備とのことで実家に帰っていかれた

ここ数日はいろんな人がファームを後にしていくけれど二度と会えないわけではない
次に向けての旅立ち!

今日は旦那様と奥様が海外へとお仕事に旅立たれる日

それからジェニファーお嬢さんも都会に住むためにと旅立たれる日

ご一緒にステファニーお嬢さんも連れて・・・


いつも明るくて好奇心も旺盛なお二人だから、きっと向こうに行っても上手くやっていけるだろうな

と言っても・・オラがちょっとだけ心配しているのはステファニーお嬢さん

イタズラが大好きで次に何をしでかすものやらとハラハラとしたものだ
お嬢さんがまだ小さな頃から一緒に遊んで・・
その度に振り回されていたような・・

そんな日々はもう終わるのかと思うと少し寂しいような・・

いつまでも子供ではいられないし、向こうでどう成長されるのか?
もちろん期待もしている!

でも・・何だろう・・

朝、元気に送り出しているはずのオラの表情が僅かに曇っていたらしい
送り出すのに上手い言葉もみつからない


バシっ!!

「いたっ・・!!」

まさか見抜かれたのか・・両手でオラの背中を思いっきり叩いたお嬢さん



「元気出してケネス〜!案ずるより生むが易し、っていうでしょ?ステフは大丈夫っ」


いたたた・・

やれやれ

こういう時、意外と鋭くて意外と物知りというか逆に元気づけられるとは・・

ああ、そうか・・きっと何も心配することはないんだな

「いってらっしゃい!」


見送りながら叩かれた背中をさすると何か違和感
クスクスと笑う周りの反応

上着を脱いで確認すると背中のサイズ一杯のでっかいカエルのアップリケ
どこかオラに似ている



ハハ、こ、これが・・最後ですよね?



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都会も怖いけれど



じゃっ!!

って、ちょっとウエンディお嬢さん?
やれやれ・・一目散にプルシアンの所に行ってしまったよ。

そ、それではオラからも話しますねパーティでのことを。


いやぁ〜とにかくですね何もかもが凄かったんですよ!
都会でのパーティって所はオラなんかの想像を遥かに超えていて・・
店内はどこもかしこも本当に何というかピカピカな感じで
料理も見たことも食べたこともない珍しいものばかりだったんですよ!

それに皆さんが着ている服装なんか、ツギハギなんて一切ない綺麗な格好でしてね。
デザイナーであるリリィお嬢さんは勿論のこと、招待された他のお客さんの服装もピシッとした感じだったり華やかな感じだったりで 店員さんが着ていた仕事着だって、グリーンを基調に綺麗に統一されてましたよ。

それとそれと、次期店長さんと言っていた方の髪型が凄くてですね!

こ〜んな感じで持ち上がっていて・・

アレが都会では流行ってるんですかね〜。
・・オラも真似してみようかな?

なんて!皆さん服も髪型も見事でしたけど、農業には向かない格好ですね〜。

ハハハ

って・・え?

そんなことよりも?
ウエンディお嬢さんのドレスの件ですか?
しっかり見張ってなかったのか?って・・

い、いやぁ〜
そ、それは先ほどお嬢さんの口から説明があった通りでして・・
オ、オラはその・・・

(あぁ、ジェニファーお嬢さんとナンシーさんの視線が痛い!)


ああ!そうそう肝心な話がまだでしたね!
ウェンディお嬢さんの社交場デビューの話!

皆さんの前で立派に挨拶されたお姿は実に堂々としていて、御見事でしたよ!
初対面の方に、お声をかける時だって、堂々としすぎてる位に立派な淑女として・・

ああ!ミシェルお嬢さんとミック坊ちゃんとは楽しそうにお話されてましたよ!
お二人共お元気そうでした。
それから・・

え?
それはまた後で聞くとして・・
オラはしっかりエスコートできたのかって?

あ、いや・・あの・・

す、すみません

(あぁ、エレイン先生の視線が痛い!)

そ、そうだ!
アダムさん聞いて下さいよ。
ロワイヤル社の高級肥料クイーン・ハーベスト!
遠い異国の地でも使っている方がいたんですよ。

エグレッタ・サクラって所で庭師されているお嬢さんだったんですけどね。
いやぁ〜思わず熱く語り合ってしまって・・

なんか、庭の薔薇を一夜で桃色から青色に変えたでし!とかなんとか不思議なことを言っていた気もしますけど・・
まぁ、それはそれとして見事な薔薇園のようで。

クイーン・ハーベスト。
まだまだ奥が深そうですよ!


あとは・・

そうそう、もう一つ聞いて下さい。
見てくださいよ!
オラのズボンの後ろ!
いつの間にかカエルのアップリケがくっ付いてたんですよ〜
誰の仕業かすぐに見当はついたんですけどね
酷いですよ〜
他のお客さんに言われるまで気がつかなかったオラもオラですけど!!
せっかく自信のある服だったのに!!

(ファションセンス、ゼロでしねって言われたけれど・・)

あれ?さっきまでそこに居た筈のステファニーお嬢さんが居なくなってますね・・

さっそく、かくれんぼか?さすがに今回の悪戯には一言は言っておかないとな・・

それじゃあ〜オラちょっとステファニーお嬢さん探してきます!
詳しい土産話はまた夜にでも。

あ〜最後に忘れるところだった
そこに沢山、積まれているお土産はジェニファーお嬢さんには特別ということで。
この帽子なんかは深くかぶるとオシャレな感じになるらしく・・・・


ええ!な、なんで睨んでるんですか??


そ、それではオラはこれで・・

し、失礼しま〜す!!!
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いざ都会へ



と、都会って・・どんな所なんだろう?


短期間でエレイン先生からパーティでのテーブルマナーと作法を教えてもらった。
グラスやお皿の持ち方に料理の取り方などの基本的な事から
紳士としての立ち居振る舞い方ってのも少々・・


し、紳士ねぇ・・・


レッスン中、エレイン先生の表情が段々と穏やかではなくなっていったのが気になるけど、要は堂々としていなさいってことだよな?


あまり気難しく考えなくてもいいのですよ。

って先生が言っていたし・・


あ、あとはコミュニケーションの取り方か?
主にパーティの趣旨に合わせた話題が望ましいとか、何とか・・?

趣旨?

まぁ、これに関してはウェディお嬢さんからも、まず口を開くことへの禁止令がでている!
間違いなくオラにはサッパリ解らない話が飛び交いそうだ。
かといって何も話さないのは失礼だから、せめて出された料理の話くらいはオラでも話せるだろう・・きっと!


そうだな・・例えば


いやぁ〜この料理に使われている人参ですが色艶といい甘みといい最高ですねぇ〜
こいつの収穫時期は長いんですけどね、必要に応じて早く収穫しなくてはならないから、この甘みを出すにはそれを見分けるコツっていうのが重要なんですよ〜。
冷涼な気候を好む野菜でしてね、土壌を作る条件としては・・・・・


って!!


農業の話をしてどうするんだ!!!

落ち着け落ち着け!ケネス!出発前からこれではいけない!

と、とにかくオラはウェンディお嬢さんのエスコート役としてお嬢さんに恥をかかせるわけにはいかない!!
お嬢さんには立派な淑女として華々しく社交場デビューを飾っていただかなくては・・。

よ〜し!ウェンディお嬢さんの側から片時も離れないぞ!

きっと大丈夫さ・・ハハハハッ。


オラの衣装もバッチリだし!
アダムさんに頼んで良かったよ。
髪型もコレで・・間違いはないだろう。


もう覚悟を決めてと・・
頑張れ〜
ファイト〜





ケネス〜!何してるの!もう行くわよ!!

ウェンディお嬢さんの声だ。



ああ、すみません!
すぐに行きます〜!!



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パニック!!!




そういうことだから、よろしくね!それじゃあ。


・・はい



プルシアンの餌やりを終えたウエンディお嬢さんから衝撃的ともいえる話がもたらされたのは、つい先ほどのこと・・


しばらく思考回路が停止した後に我に返って話を整理してみる


リリィ・テイラーから招待状が届いたことはもちろんオラも知っていた
数日前まで、ジェニファーお嬢さんが大騒ぎしていた、あの例のバレンタイン・パーティー・・

それが、どういう訳かウエンディお嬢さんが行くのだそうだ

そしてペアのエスコート役が必要ということで、その役に選ばれたのがオラな訳であり・・

つまりは、そのままのとおり うん・・

そういうことなのだ


!?






エェェ!!オ、オラが!!!




叫び声に驚いたプルシアンがけたたましく鳴き声を発した


どうする!
どうする!

何故オラ?

オラが煌びやかに輝く都会に?
話には聞いているが、ほとんどは未知の世界だ!
それにリリィ・ティラーのお店って凄くオシャレな・・

着なれた少し土まみれになっている作業着をみて思う


「こ、これじゃさすがにマズイよな」


あとはパーティ、作法・・

ハッ!そうだエレイン先生だ!
時間はまだある。
今からでも

でもでも、その前にまずアダムさんに相談しよう!!


急いでアダムさんを探しまわった。

途中で笑いをこらえながらお屋敷から出てきたステファニーお嬢さんを見かけた。

何か面白いことでもあったのかな?

って!

お嬢さんが出て行ったすぐ後にみえた大柄な人影


見つけた!


アダムさ〜ん!!!


















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ハッピーファーム



ハァ・・さすがに食べすぎたかな?


今日はお年越しパーティー。
みんなでカウントダウンをしようと、お屋敷でのホームパーティ招いてもらいました。

絶えることない笑い声
何度でも行われる乾杯
ギターの音色に合わせて披露されるダンス

そして今年も豊作だったことを示すかのようにテーブルに並んだ沢山の料理

特にブラックアイドピーを使ったホッピンジョンと呼ばれる豆ご飯が絶品で
コイツを食べすぎたせいなのか、お腹が苦しい・・

小休憩ついでに窓の外に目を向けてみると、いつ作ったのかスノーマンが一体増えていることに気が付いた。頭の上には、ちょこんと麦わら帽子が乗せられているようで・・


あの帽子・・・オラの・・だよな?もしかしてお嬢さんが・・?


やれやれ・・今日ばかりは見なかったことにしょう




それにしても今年は、お客さんも大勢お見えになったし
旦那さま達もお帰りにられてたし
畑も豊作
忙しくもあったけど、とても賑やかで充実できた一年だったな

ああ・・そうそう、それと牛のアガタに子供が生まれたんだ


平和だなぁ〜
来年も豊作で一年間みんな健康で過ごせたらいいな



間もなく年が明ける



ドスン!




え?


目の前でまるでバケツのようなジョッキが置かれナミナミとビールが注がれていく
年明けと共に男はコレを一気飲みしなさい!とさっき決まったらしい・・・



いやぁ〜あ、あのオラは・・



お構いなしに乾杯のコールが!!



乾杯・・



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甘い秋の恵み



今日もよく晴れた日、土の渇き気味の時を狙って一斉に収穫作業に入った。
成長のバラつきがあるので選定しながらの収穫。
頃合いのものを見つけたらツルを掴んで一気に引き抜くと大小様々な形に実った芋がゴロゴロとついてきた。
ツルを切り取り土をよく払ってから次々と、かごの中に入れていく。
気がつくと用意してあった、かごはもう一杯で一番うえで曲がりくねった芋がはみでている。

形は不細工だが、こういうのが意外と甘みがあって美味いとオラは思う。


そうだな・・できればコレを使ってナンシーさんかセルマさんに甘い甘いスィートポテトを焼いてもらえないかな。

今年もこの甘い秋の恵みをみんなに味わってもらいたいな。



ああ、もう日が暮れる。
一杯になった、かごを牛馬に積んでそろそろ帰ろう。

この時間になると、もう肌寒い季節になっきたな。


明日も晴れるかな?
今度は暖かい陽気の日にまた、かくれんぼ、しましょうとステファニーお嬢さんと約束をした。

お嬢さんが風邪をめされないように・・
少しでも暖かくなってくれるといいな。


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お世話係?



ほのかな甘みをもつ大粒の実をたくさんに実らせたトウモロコシ。

生憎の雨の日が続いたりで心配していたけど今年も元気に育っていてくれるようだ。

ここマルべりーでの夏の収穫のシーズンは終盤にさしかかっている。
まだまだ暑い日は続いているが、みんながよく働いてくれるから残りもなんなく終わるだろう。

そろそろ秋に向けての準備も・・


今日の仕事は、あとはまだチェックの済んでないトウモロコシの様子を見にいけば終わるのだが・・


オラは現在お屋敷の近くから離れることができない・・。

「私の代わりにしばらくケネスの看病をお願いね!」

只今エレイン先生のレッスンを受けているあいだステファ二ーお嬢さんからペットの看病をお願いされた。

昼食かねての休憩の時間はとっくに終わっているのでアダムさんに事情を話して休憩を延長してもらった。
みんなにも話したら

「お疲れ様です」って言われた。

アレ?お世話係もいつの間にか公認でオラの仕事になってない?

違うんだけどな・・

ハァ〜
お嬢さんのあのキラキラした目でお願いされちゃうとオラ断われないんだよなぁ〜


ここ最近お嬢さん方が真面目にレッスンを受けてくれるのでエレイン先生も嬉しいのだろう。
今日はいつもに増してレッスンの時間が長い。

暇だなぁ。

お〜い!夏バテか?元気だせよ。


そう言ってバケツのプールに浮かぶ同名のカエルに話しかけてみた。


涼しくなる秋までもう少しの辛抱だぞ。


それにしても、そろそろレッスンの時間は終わってもいい頃だが

キッチンから甘い、いい匂いがしてきたから

うん、もうすぐ終わるな。

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憧れ



積み上げた麦の上にピッチフォークを突き刺して一息。
それから、おもいっきり背伸び!

う〜ん・・よし!午前中までのノルマはこなせたかな。



ああ、お疲れ様です!アダムさん!
そろそろお昼の時間みたいですよ。
先ほどウエンディお嬢さんが呼びに来て下さいましたから。

え、今夜はウエンディお嬢さん大丈夫かって?

大丈夫だと思いますよ。
エレイン先生にもよくよく注意されたましたから。

お嬢さんのプルシアンが大好きな気持ちは解ってあげられるんですけど一晩、馬屋で寝ようとするのはさすがにですよね・・。はは



あとは・・ショーン坊ちゃんもよく馬屋に顔お出すんですけどね・・

お嬢さんにはプルシアンを貸さないようにきつく言われているんですが
オラ・・ショーン坊ちゃんにはどう注意するべきなのか・・・ハァ〜



ワハハハハ!


ドン!!



イタっ・・て、笑いごとじゃないですよ!アダムさん!


て、笑いながら行ってしまった・・・。


いつものアダムさんなりの豪快な励まし。
不思議と勇気が湧くんだよな。

時折くれる言葉にもどっしり説得力がある。


憧れるな〜。


オラにも多少は豪快さというか貫禄みたいなものが必要だな。



う〜ん道は遠い・・?
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