Sweet Mulberry Farm Diary
スウィート・マルベリー・ファームでおこる出来事
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旅立つ時



このマルベリーファームに来て
たくさんの月日が流れた。
それも過ぎてしまえば、あっという間だったな……。


春の息吹を感じる大地を前に、
僕にしては珍しく、感傷的になってみる。


経営を学ぶためにやってきたけれど
いよいよ、研修を終えて
実家に戻るときが、やってきた。


寂しい……という、感じではない。

けれど……
ここは、本当にあたたかい場所だったな。

何より、学ばせていただいたことは
本当に大きい。
ここでのことを生かして、
実家の農場をもっと立派に……

決意を新たにして
深呼吸をすると、農場の隅に
いつの間にか見慣れた、人影を見つける。

いつも、おどおどして
要領の悪い
……世話の焼ける、誰かさん。



まったく

いつまで、そう、おどおどしているんですか。

ああ……進歩のない人ですね。

ここで得たものは
ここで育んだものは
ここで実らせたいと思ったものは

所詮、あなたにとっては、その程度のものだったのですね。

フン…
まぁ僕には関係のないことですが。

大事なことを、言えない様な人間……
この先とても、大きな農場の跡なんて、継げませんよ。

まぁ、せいぜい頑張って下さい。




心なしか、
目の奥に光が灯るのが見えた気がする。

自嘲気味に、僕はその場を後にした。

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